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Google ニュースイニシアティブのグローバルレポートと日本での歩み

Google ニュースイニシアティブ (GNI) のグローバルな活動を総括する GNI Impact Report の公開を受け、本ブログポストでは過去 2 年間に渡る日本国内での Google ニュースイニシアティブの活動を紹介します。GNI は 2年半にわたるグローバルな活動を通じ、日本においても全国各地の報道機関が新しいデジタルスキルを取り入れ、革新的なプロジェクトを進めるためのコラボレーション機会の創出や、業界の成功事例の共有に取り組んできました。

あらゆる規模のパブリッシャーがデジタルトランスフォーメーションに取り組み、製品やサブスクリプション、さらに広告といった分野で挑戦を続けていた最中、想定外の状況が前触れもなく発生しました。Google は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に対応し報道機関を支援する目的で、ジャーナリズム緊急救援基金(Journalism Emergency Relief Fund)を通じて助成金を提供しました。この活動を通じて、日本においては全国 28 の報道機関に経済的な支援を提供しました。

こうした緊急支援とは別に日本における取り組みとして 3 つの主要分野で注力して参りました。

 
質の高いジャーナリズムを共に維持していく

質の高いジャーナリズムをサポートすることは GNI の第一の柱です。Google News Lab を通じて、報道機関や学生などを対象に、日本の報道関係者向けのデジタルスキル研修のコースを 2018 年より提供しています。全国で実施したワークショップには、2 年間で沖縄から北海道まで 8,000 人を超える報道関係者が参加しました。ワークショップの主要なプログラムには、Google Earth の衛星画像と 3D 画像を使ったアニメーションツール Google Earth Studio のトレーニングも含まれており、朝日新聞日本経済新聞読売新聞を含む新聞社などが、美しい 3D 画像をビジュアル ストーリーテリングで活用されています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、トレーニングはビデオ会議等に移行しましたが、オンライン上の情報の検証手法(ファクトチェック)から、検索トレンドといったツールの活用方法など、報道関係者のデジタル取材を支援するさまざまなコースを提供しています。デジタル トレーニング セッションには数百人の報道関係者がライブで参加し、オンデマンドでのコンテンツ利用者数は数千人規模に達しています。

今年からは、ジャーナリズム支援の取り組みの一環として、セーファーインターネット協会の偽情報対策グループにも参加しています。本取り組みの今後については、より詳しくご紹介する予定です。

 
持続可能なビジネスの成長を促進

読者の情報消費習慣は変化しつつあり、メディアも変わり続ける環境に適応する必要があります。メディアが長期的な成功を実現する持続可能なソリューションを見つけることができるよう、Google はさまざまな支援を提供しています。日本では、デジタルトランスフォーメーションを支援する活動を実施しており、最近ではビジネス インサイダー ジャパンが GNI APAC サブスクリプションラボに新たに加わりました。この取り組みは、ニュースパブリッシャーがデジタルサブスクリプション機能を強化し、読者収益の増加を支援するプログラムです。

Google は、パブリッシャーによるウェブサイトの最適化、モバイルエクスペリエンスの改善、収益化戦略の策定の支援に向け、昨年 Local Media Consortium 事務局とパートナーシップを結びました。 また、朝日放送テレビと朝日新聞と協力し、ダイナミック広告挿入(DAI)による高品質の広告エクスペリエンスを大規模に提供しています。産経デジタルとの取り組みでは、日々のダッシュボードの活用や A/B テストの実施などのデータ主導による意思決定を実現することで、収益性の向上につながることがわかりました。

 

人材育成や各地の編集局のイノベーション

Google は、日本のパブリッシャーやジャーナリストとの交流を通じ、ニュースに変革をもたらそうという業界の強い思いを目の当たりにしてきました。昨年は、毎日新聞社の今村茜記者が GNI とコロンビア大学ジャーナリズム大学院による Google News Initiative (GNI) Newsroom Leadership Program に 12 人のフェローの 1 人として参加されました。同プログラムは、アジア太平洋地域の新たなニュースルームリーダーの成長を支援しています。

 加えて、GNI APAC デザインアクセレレーター を立ち上げました。このプログラムは、テクノロジーの開発におけるデザインスプリント手法を取り入れ、ニュースパートナーが実際のビジネス上の課題に取り組む上で必要なリソースを提供しています。ニュースルームに変革をもたらすために広く活用頂いており、デザインハンドブックは日本語でも利用することができます。また、Google は朝日新聞社とも協力し、デザイン思考を同社の組織内に広め、大きな成功を収めています。

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